アロイデンドロン・ディコトマ(アロエ・ディコトマ)
Aloidendron dichotomum
別名・異名:Aloe dichotoma、 Quiver tree、 Kokerboom
ナミビア南部から南アフリカの北ケープ州にかけての乾燥地帯に自生する、大型の樹木状多肉植物です。成長すると幹が二又に分かれながら高く伸び、滑らかな白い樹皮と青緑色の多肉質の葉が美しいシルエットを作ります。
- 成長に伴い枝が二又に分かれる
- 幹の表面は滑らかで白い樹皮に覆われる
- 先住民が枝をくり抜き矢筒として利用した
自生地
ナミビア南部から南アフリカ北ケープ州にかけての、降水量が少なく日差しの強い乾燥した岩礫地や砂漠地帯に自生しています。
原産地と生育
原産地:ナミビア南部〜南アフリカ (北ケープ州)
自生地は極度に乾燥した砂漠や岩礫地で、年間降水量が非常に少ない環境です。日本では春秋型から夏型として扱われ、暖かく日照の長い時期によく成長し、冬の寒さや真夏の極端な暑さでは成長が緩慢になります。
育て方の目安
- 置き場所
- 一年を通して日当たりと風通しの良い屋外で管理します。雨ざらしでも育ちますが、長雨の時期は軒下など雨を避けられる場所が安心です。
- 水やり
- 春から秋の生育期は用土が完全に乾いてからたっぷりと与えます。真夏や真冬は成長が鈍るため、水やりを控えて乾燥気味に管理します。
- 冬越し
- 耐寒性は比較的あり0〜3℃程度まで耐えますが、霜や凍結には弱いです。気温が5℃を下回る前に室内の日当たりの良い窓辺に取り込むと安全です。
見分け方
- アロイデンドロン・ラモシシムム(アロエ・ラモシシマ):ラモシシムムはディコトマよりも根元近くから頻繁に枝分かれし、低木状の茂みのような樹形になります。
- アロイデンドロン・ピランシー(アロエ・ピランシー):ピランシーは花序が葉のロゼットの下から下垂して咲くのに対し、ディコトマはロゼットの上に向かって花序を伸ばします。
同じなかまの植物
- ケラリア・ピグマエア Portulacaria pygmaea
- ハオルチア・クーペリー var. トゥルンカータ(オブツーサ) Haworthia cooperi var. truncata
近くに自生する植物
- チレコドン・レティキュラータス(万物想) Tylecodon reticulatus
- キフォステンマ・ユッタエ(ブドウ亀) Cyphostemma juttae
- ディオスコレア・エレファンティペス(亀甲竜) Dioscorea elephantipes
- フォッケア・エデュリス(火星人) Fockea edulis
出典
- Kew POWO (確認日 2026-09-27)
- SANBI PlantZAfrica (確認日 2026-09-27)
- Wikipedia (確認日 2026-09-27)